オンラインゲームでチート行為をしたプレイヤーが「電子計算機損壊等業務妨害」容疑で神奈川県警により書類送検されました。
チートの問題点は? チートは根絶できるのか? ゲームメーカーとチーターの不正行為の終わりなき戦いは続くのでしょうかその一端をかいま見てみましょう。
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【荒野行動】でチート行為を行うとどうなる?
2014年 6月25日、オンラインゲームでチート行為をした未成年のプレイヤー3人が、神奈川県警により「電子計算機損壊等業務妨害」容疑で書類送検されるという事件が起きました。
チートは元々は詐欺、不正をするなどという意味を持ち、そこから転じて「(自分が有利になるように)
ゲームのデータを不正に改変する」という意味で用いられています。
そのチートは何が問題なのか、この事件は何を意味するのかを考えてみましょう。
■チートの問題点とは
チートの一番分かりやすい問題点は、ほかのプレイヤーに悪影響をおよぼすことです。
ゲームの仕様上ありえないような能力を持つ相手に対戦で負けたら納得がいかないでしょう。
レアアイテムを不正に入手・複製されたらやがてそのアイテムはレアではなく誰もが持っていて当然のものになりますし、巨額のゲーム内通貨を入手してそのお金を市場にまくことで、またたく間にインフレが起きてしまう可能性もあります。
オフラインメインで遊ぶゲームなら影響はないかというとそうでもなく、不正改造されたデータとやりとりをすることで、正規のプレイヤーのデータに悪い影響をおよぼす可能性がらあります。
■チートは「規約違反」ではあっても「法律違反」であるとはかぎらない
それでは、チートをしていることが発覚するとどうなるのか?
それがオンラインゲームであれば運営しているメーカーからアカウントを剥奪されたりしますが、チートをしていること事態が警察沙汰になることはいままではほとんどありませんでした。
規約違反ではあっても、法律違反であるとは言い難いからです。
事件の罪状の一つが「有料アイテムを無料で入手した」というものが挙げられますが、それでも窃盗の罪には問えない理由がここにあります。
窃盗罪は刑法で「他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する」
と定義されていますが、「財物」は「有体物にかぎる」、と解釈されて用いられることが多いのです。
これでピンと来た方もおられると思いますが、オンラインゲームのアイテムはそのどちらにもあてはまらないからです。
実体を伴わないのは当然といえば当然なのですが、メーカーがサービスを終了したらそのゲームのアイテムも使えなくなります、たとえ有料であってもどのアイテムを個々のプレイヤーが管理できているともいいがたいのです。
オンラインゲームにおけるチートや、リアルマネートレードは運営の定める規約に違反していても、それが即法律違反となるわけではない理由がそこにあります。
過去にはオンラインゲーム上でアイテムを騙し取った悪質なプレイヤーが逮捕された事件も、これも詐欺罪ではなく「不正アクセス禁止法違反の罪」だった事例です。
■この世に優越感があるかぎりチートはなくならない?
もちろんゲームメーカーもさまざまなチート対策をしています。
事後の対策としては、クライアント(ソフトがインストールされたゲーム機、PC、タブレットなど)はあくまでその結果を受け取っているだけなので、不正をしたくともしようがない…というわけですね。
とはいえ、これはかなりコストがかかる技術とのことで、今後オンラインセキュリティのスタンダードとなるにはハードルが高そうです。
チートの誘惑に負けてしまう理由の一つには優越感が挙げられますが、その気持ちそのものはなんら問題になるものではありません。
今後もゲームメーカーと不正行為の戦いは続くものと思われますが、法による締め付けをこれ以上チラつかせられることなく、チート使用者が減ってくれればいいですね。
【荒野行動】「チート」行為はアカウントBANの対象
荒野行動でも後を絶たない「チート」行為なのですが当然使用するとアカウントBANの対象になります。
利用規約の第4項にしっかりと明記されておりチート行為でのBANはかなり重い状況です。
悪質なものでは「透明化チート」や「ダメージ無効化チート」などゲーム性を著しく損なうものが多いです。
かなりの悪質行為とみなされ、通報されれば即BAN対象です。
公式運営側はBANユーザーを公開するなどかなりチート撲滅に力を入れています。
グリッチとは「ゲーム内のバグを意図的に利用する行為」を指しますが、具体的には壁や障害物の中にめり込んでしまう行為や壁や天井を透過する行為です。
そんな危ないチートしなくても簡単に課金する方法があります!。
参考サイト: https://uresii.xyz/sumaho-game-kakin-ariehen
チートとは違い、ゲームに元々あるバグを使っていますが悪質とみなされればBAN対象になります
BANにも行為の悪質さによって度合が違うようです。
理由がチーミングやゴースティングで初犯の場合はログインはできてもマッチはできないという「制限」があったり、数日のログイン制限で済む場合もあります。
一方でチートと判別されればアカウントが凍結されてしまいその端末ではログインできなくなり永久追放される場合が多いのです。
【荒野行動】ゲーム内での問い合わせでBAN
荒野行動はゲーム内で「設定」の左下に「問い合わせ」のボタンがあります
問い合わせには「発生時間」「返信用メールアドレス」「詳細」を記入する必要があり、スクリーンショットなども添付できます。
悪質ユーザーに遭遇した場合はスクリーンショットを取っておくとスムーズに相手をBANしやすいです。
ゲーム外のアプリですが荒野行動の公式ツイッターはかなり活発に活動していますが、透明チート行為を公式ツイッターに対して直報告し、無事BANされたという事例もあります。
そのためツイッターでの直談判でも公式の場合は対応してくれる場合があります。
問い合わせの方法がわからない場合以外はゲーム内の「問い合わせの窓口」を利用する方が確実かもしれません。